いせログ

書きたいことを書きたいままに。

学ぶって気持ちいい。

ぼくはいわゆる優等生だった。

 

自慢じゃないけどとか言っても自慢に聞こえるから、自慢だけど、大学は名古屋大学だ。あ、でもそんな威張れたもんじゃないか。東京の人は知らないか。

 

ただぼくは小学校のころから、容姿や恋愛やスポーツやアートで敗れた相手に対して勉強という武器で立ち向かって、幾多の敵を倒してきた。ぼくにとって勉強は他のコンプレックスを守る武器のようなものだった。

 

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でも大学に入ると、学ぶことをやめ、周りに流されていわゆるウェーイ大学生を満喫した。楽しかったなあ。あれはあれで。

 

でもいま思うのは、ぼくは学ぶことが好きだ。大学生時代、就活中はずっとなぜか否定してきた。でも小中高と12年間ぼくはずっと欠かさず学んでいた。塾という場所で仕事をはじめて、挫折しながらも一生懸命になって学ぶ高校生たちに囲まれて思い出した。

 

未知なことと出会える既知と既知がつながる「学ぶ」という行為が好きだ。

 

「学ぶ」とか「勉強」とか言うと拒絶反応を示す人がいるかもしれない。でも本来知らないことを知るって楽しいわけで、だから子どものころ石の下をほじくり返してダンゴムシを発見したり、知らない隣町まで自転車をすっとばしたりした。自分だけが知っていることを「秘密」と呼び、身内しか知らない秘密基地を作ったり、大切な人にだけ秘密を話したりした。

 

 

「学ぶ」とか「勉強」って呼び方が悪いのかなあ。さいきんでは「エデュケーション」と「エンターテイメント」を掛け合わせて「エデュテイメント」なんて言ったりする。うんこ漢字ドリルとかがまさにそうだよね。それぐらいの気軽さがぼくは好きだなー。小さいころ、泥だんごを作ったように、秘密基地をつくったように、粘土で誰もわからない芸術作品をつくったように、学ぼうよ。

 

あー、ぼくはまだ教育について、ぜんぜん知らない。勉強しなきゃだ。

 

 

学ぶって気持ちいい。