新しいことに挑めるのは。
先日、中学校のとき登下校を共にしたメンバーたちと伊豆旅行に行ってきた。
伊豆ぐらんぱる公園で童心にかえって遊んだり、昔話をしたり、伊豆じゃなくてもできるサッカーをしたり、小学校で歌った歌を合唱したり、卒業文集を読んだりした。
最高に楽しかった瞬間は、サッカーをしていたとき。おそろいの七色のパーカーを着て、少し恥じらいながら、でもサッカーをしていたら、周りの目など忘れて7人の世界に入って、その瞬間を楽しみきった。ぼくたちのグループ名は「miss you」だ。みんなの頭文字をとって「miss you」。「あなたが恋しい」とってもキザだ。ぼくたちのようなガキっぽいグループには不釣り合いかな。
ノーバンで15回つなごうなんていう試みをして、お互いに鼓舞しあったり、ちょっと馬鹿にしたり、ちょっとした青春だった。さいきん求めていたのは、こんなことだったのかもなあとか思ったりもした。安心するなあ。
今回の帰省を通して感じたのは、居場所があるってこと。もしかしたらぼくの思い上がりなのかもしれないけど、仲のいい人だと甘えてしまう典型的A型なぼくを、子供のころから変わってしまったぼくを、受け入れてくれる人たちがいる。
転職すると言って心配をかけて、「心配だよー」と言いつつも、やりたいことを応援してくれる両親。ほんとうに一心の愛で育ててくれたおかげで、ぼくはぼくのことを好きでいられるなあ。ほかにも中学のときのクラスメイト、高校のときの部活の友達、中高のときただすれ違ってただけなのに母校がおなじというだけでなんか通じ合える人。ここにいていいんだ。会いたい人はいくらでもいる。
新しいことに挑めるのは、帰ってこれる居場所があるから。
これは失敗したときの保険でもなんでもなく、そんな居場所があることをただひたすらに感謝したい。なんとかなるっしょと思えるのはいつも周りの人がいるから。でもやっぱりしんどいときはまた戻ってきていいかな。また頼ってもいいかな。
さあ、また都会に戻って挑戦を続けよう。なんでもあるけど、何かがない街TOKYOに戻ろう。住んでいるのは千葉なのに、こうやってまた東京なんて背伸びする。
新しいことに挑むのは、まだ見ぬ世界と出会うため。前見た世界に新しい色を加えるため。